気候変動は、健康問題です
WHOをはじめとする国際機関は、気候変動を「今世紀最大の健康リスクの一つ」と位置づけています。熱中症、感染症の拡大、大気汚染、災害の激甚化など...。命や健康を脅かす要因の多くが、気候の変化と結びついています。
OUR PERSPECTIVE
人々の命と健康を守るために存在する「医療」が、いま、気候変動を通じて、皮肉にも人々の健康を脅かす一因となっています。
世界の医療分野は、航空業界を上回る温室効果ガスを排出しているといわれています。
医療現場では、日々大量の使い捨て資材が消費され、焼却される。
その一方で、資材の高騰と経営難、深刻な人手不足が、日本の医療そのものの持続可能性を脅かしています。
「医療が、医療自身の首を絞めている」
この矛盾を、看護職の視点から、解いていきたい。
SPRING MEDICAL EXCHANGE(SME)は、持続可能な医療&看護の実現を目指す、看護師・保健師が立ち上げたプロジェクトです。
THREE REALITIES
WHOをはじめとする国際機関は、気候変動を「今世紀最大の健康リスクの一つ」と位置づけています。熱中症、感染症の拡大、大気汚染、災害の激甚化など...。命や健康を脅かす要因の多くが、気候の変化と結びついています。
医療分野は、世界全体の温室効果ガスの相当量を排出しており、その規模は航空業界を上回ると報告されています。使い捨て資材、エネルギー消費、廃棄物処理。医療の営みそのものが、地球環境に大きな負荷をかけています。
出典:Health Care Without Harm & Arup, Health Care’s Climate Footprint(2019)
航空業界との比較:Harvard Medicine Magazine(2023)
半数を超える病院が赤字経営に苦しみ、深刻な人手不足が現場を疲弊させています。さらに、医療資材は高騰し続け、それでも使い捨ての資材は日々増え続けています。
環境の問題も、経営の問題も、人の問題も、すべて別々ではなく、地続きの課題として存在しています。
OUR APPROACH
教育・ネットワーク・社会実装を通じて、看護を起点とした持続可能な医療への変革を加速します。
01 EDUCATION
看護教育に「環境保健」の視点を取り入れ、医療と環境のつながりを学び、行動できる看護職を育みます。
0102 NETWORK
看護職をはじめ、医療従事者、研究者、企業、行政、市民をつなぎ、分野を越えて知識や実践を共有する場をつくります。
国内外の先進事例や多様な視点を取り入れ、日本の医療現場に生かすネットワークを育みます。
03 IMPLEMENTATION
医療廃棄物をはじめとする現場の課題に対し、医療機関や企業などと連携しながら、環境負荷と医療従事者の負担を減らし、質の高い医療の提供につながる仕組み・製品の実現を目指します。
03note を中心に、医療のサステナビリティに関する記事を継続発信
第101回日本医療機器学会大会にて教育講演を担当(2026年6月)
アメリカ・ペンシルバニア州にて、医療機関と看護教育の先進事例を視察(2025年3月)
産業廃棄物処理業者への訪問、看護職・専門家への取材
持続可能な医療、プラネタリーヘルス、資源循環・サーキュラーエコノミーなどに関する専門団体やコミュニティへの参画
看護職をはじめ、医療従事者・研究者・企業・行政との対話と連携
FOR WHOM
SMEは、以下のような方々に向けて情報を発信しています。
CONNECT
持続可能な医療に関心をもつ方々とつながり、ともに学び、考え、行動する輪を広げていきます。